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Posted by ミリタリーブログ at

2016年05月04日

Ludwigsburg Polizei Keilhose ルートヴィヒスブルク州警察カイルホーゼ(スキーズボン)

結構珍しいスキーホーゼカイルホーゼをご紹介。(2020年9月5日訂正)

とはいっても詳細がよくわからないので何かアドバイスくださると幸いです。
色がBGS関連の被服より淡いので警察用と思えますが、生地自体の材質によるものとも考えられるのかも…


※2020年9月5日追記:改めて確認したところ、こちらはルートヴィヒスブルク州警察のカイルホーゼ(先が細くなっておりスキー等に使用するズボン)であることが判明しました。恐らく1970年代くらいの品だと思われます。


先に行くにつれて細くなっており、スマートなシルエットです。


ポケットはジッパー式で、ウエストはフックとなっています。
生地はそこそこ分厚いですが伸縮性がありジャージのような化学繊維の入ったような手触りです。


官給品のタグとテーラータグです。ルートヴィヒスブルクでの調達…?ルートヴィヒスブルク警察の可能性…?


サイズ番号等はわかりませんが、ウエストは90以上あり丈も相当長いです。

BGSの部隊というのがルートヴィヒスブルクにいたということを聞いたことがないので警察だと思いますが、BGSの写真にもスキーをしている写真はありますし、スキーホーゼ自体はBGSにも存在していたのは確かなようなのでその可能性も大いにあるかと…。

購入した店頭ではBGSモノとの触れ込みで売られていましたがまあ情報がないので何がなんだか。これだから装備収集は面白いです。




  
Posted by BACON at 13:04Comments(2)BundesgrenzschutzBGSPolizei

2016年02月21日

BGS alte Uniformen Jacke für den sommer 旧型夏季制服 上着 1着目

Wachtmeister i. BGSの濃緑襟制服をご紹介します。

少し前に2着まとめて紹介した時の制服です。
こちらは元々相当着こまれていた上に手入れが不十分であちこち傷だらけだったものを補修に補修を重ねて一応見苦しくないまでに回復させました。

この襟が濃緑の制服は1953年より採用され1976年まで使われました。当初は襟章をつけていなかったようです。
いつ頃からつけ始めたのかはまだ分かりません…わかり次第追記、もしくは別途記事にてまとめたいと思います。

前面

ボタンホールのほとんどすべてがボロボロに痛んでいたのでかがりなおしてアイロンがけしました。

外見は戦中のM36を開襟にしたようだとよく言われますが、襟が濃緑、全体的に緑がかっているというのは森林官の制服に近いです。
森林官とはForstwirtschaftとかForstbetriebと表されているドイツの伝統的な林業従事者らしいです。付け焼刃知識なので違うかもしれませんが…。森林の維持管理、密猟者の取り締まりなどをしているとか

裏面

夏季用と言われるだけあって薄く、通気性は良好です。

内側

包帯入れがついています。

階級章

Wachtmeister i. BGSの階級章が縫い付けられています。

アドラー(鷲章)

BUNDESGRENZSCHUTZのパッチは初期にはつけられていませんでした。70年代に入ってからつけられるようになった可能性が高そうです。
これについているのは濃緑の下地にアドラーの刺繍された薄い化繊生地(?)が縫い付けられているタイプ

テーラータグ


???

サイズを表しているのかなんなのか…



  
Posted by BACON at 21:11Comments(2)制服BundesgrenzschutzBGS

2016年02月21日

BGS Wolle Hose ウールズボン

ズボン記事第2弾です。様々な種類があるのでこれもまた興味深い。

構造は夏用制服のズボンとほとんど変わりませんが、こちらは厚手のウールでできています。
また、サスペンダー用のボタンがついていて裾はゴムで絞ってあります。冬用ですね。


腰にベルトループのほか、ウエストを調整するゴムバンドがついてます。
前ポケットは両玉縁の切りポケット。後ろポケットはフラップ付きです。前後合わせて4つのポケット。


ローマ数字の1と2でスタンプが押してありますが、どのような意味なのかはわかりません。これ自体のサイズとしてはウエスト80センチくらい…


腰の部分辺りの内側には名前を書き入れると思われる部分があり、その上には吊り下げるためのような輪っかがついています。


ショップでは山岳ズボンとして売られていましたが真偽はわかりません。確かに裾は絞ってありますが丈が長すぎるので野戦ズボンとでも分類されるのでしょうか…?
当のBGSではこれがどのように使用されていたのかはわかりません…写真だけじゃ見分けがつかないですね

  
Posted by BACON at 17:28Comments(2)制服BundesgrenzschutzBGS

2016年02月21日

BGS Hose für den Sommer 旧型制服夏用ズボン

今回はあるのは知っているけどあまり注目されないので調べるときに苦労するアイテムです。

制服のジャケットの細かい画像はありますがズボンはなかなか珍しいんじゃないでしょうか
このズボンはトリコット生地の制服に合わせる超薄手のズボンです。裏地はありません。大体かなり痛んだものが多い…



腰にベルトループのほか、ウエストを調整するゴムバンドがついてます。
前ポケットは両玉縁の切りポケット。後ろポケットはフラップ付きです。前後合わせて4つのポケット。


フロントはボタン式です。


タグ

F82と書いてありますが、このズボンのウエストが大体80㎝なのでおそらくサイズを表していると思われます。
うっすらと他にも書いてありますが解読できません…




  
Posted by BACON at 17:04Comments(2)制服BundesgrenzschutzBGS

2016年02月21日

BGS Rucksack リュックサック 

BGSで使用されていた背嚢(リュック)をご紹介します。

いかにもヨーロッパの伝統的リュックという感じがしますね。
1960年頃のBGSで存在が確認できています。
他の大きさのリュックというのはBGSの写真を漁っても出てこないので、リュックはこのタイプのみなのかもしれません。

中に何か入れてふくらました状態の写真も載せたかったのですが、いい中身がなかったので平面の状態の写真です…
容量は35リッターくらい…?

背面にフレームは入っておらず、革以外はすべて分厚いコットンでできているようです。
テントなどを括りつけるのか、たくさんベルトループがついています。

裏面

左のベルトは底面の金具と針金で固定されていますが、本来は右のベルトのようにフックで底面の金具にかけて使用するように作られているようです。
肩ベルトにはフェルトのようなクッションが縫い付けられています。



蓋の部分にもポケットがついていて収納性はとてもいいですね。
連邦軍のリュックと違い、側面にポケットはなくベルトループのみがついています。
メイン収納の中にも仕切りがあり、背中と接する方にクッションシートか何かを入れられるようになっています。これは連邦軍のリュックと同じですね。

BGSの写真を漁っていても隊員のロッカーの上に置かれているくらいの写真しか見ることができず、実際に使用している写真はほとんどないなんともマニア心をくすぐる逸品です…。たまにあっても隅っこにコソッと写ってるだけ…

まだまだこのアイテムに関する情報は不足しているので、何か情報ありましたら是非お知らせください。
  
Posted by BACON at 16:28Comments(1)BundesgrenzschutzBGS

2016年02月20日

BGS MP1 Short Magazine Pouch MP1 ショートマグポーチ

MP1ショートマガジンポーチのご紹介。
新品未使用品です。

MP1とは戦中イタリア軍のM1938の発展形のような銃で、1950~1970年代のBGSでよく見られます。

戦中MP40のマグポーチとそっくりです。


ベルトループは4つもついていて平行にも斜めにもベルトに通すことができます。親切な設計ですね。様々なつけ方ができます。


裏面刻印
TWHといってもさすがにドイツのエネルギー会社ではなさそうです。


NSNが刻印されています。比較的新しいものですね。
この製品に関してNSNを検索するとどうやら1977年以降に作られたらしいという情報がありました。
https://www.nsncenter.com/NSN/8465-12-169-7701



MP1の他にMP5もBGSは使用していましたからもしかしたらMP5のマガジンも入れていたかもしれません。当初はMP5もストレートマガジンでしたね。
  
Posted by BACON at 11:51Comments(4)BundesgrenzschutzBGS

2016年02月19日

BGS G1 Magazine Pouch G1ライフル マグポーチ

BGSで使われていたG1ライフルのマグポーチのご紹介。

BGSというとこのマグポーチをつけた兵士をよく思い浮かべると思います。
もちろん、G1ライフルは最初連邦軍に採用されましたから連邦軍も同形状のマグポーチを採用していました。あとにも触れますが、実は西ベルリン警察も採用していたみたいです。


戦中のKar98のマグポーチをそのまま大きくしたような形です。

中にはマガジンを出しやすくするために引っ張るベロがついてます。同じような仕組みが戦中の拳銃ホルスターにもついていますね。

刻印のアップはこちら。

72年製と思われます。


これは69年製かと。
BERLINと刻印されていますが、これはBGSでなく西ベルリン警察に調達されたものかもしれません。

西ベルリン警察もBGSと同じく共産主義国と資本主義国の境の最前線で活動していたために重武装した野戦機動部隊を持っていたようです。装備がBGSと色も含めほとんど同じなのでBGSモノとして西ベルリン警察のものが流通していることもあるようです。でも比較的珍しいケースかな?
他の自治体警察も野戦装備を揃えてBGSと合同訓練なんかもしてます。今で言う特殊部隊なのか時代が時代だから特別に準軍事組織化されていたのかは今のところよくわからないです…教えてください

  
Posted by BACON at 23:13Comments(2)BundesgrenzschutzBGS

2015年09月22日

旧型BGS制服 サイズタグの読み方

旧型制服はGr.サイズ表記の書かれているものからないものまであります。

書かれていても、「Gr.」と書かれておらず非常に不親切です。
※Gr.とはGrößeのこと。日本語に直訳すると「大きさ」

一生懸命読み取りました。
実測値と照らし合わせて資料を漁り解読が成功した3種類のタグの読み方を図解しました。参考にしてください。

まず一つ目。これは結構きれいに印刷されたタグであることが多いです。



二つ目。サイズ情報は雑にスタンプされていることのほうが多い気がします。


薄くただ数字だけがスタンプされています。


Auftrag Nr.は契約番号ということですが、適切な役ではないと判断しましたのでそれらしい解釈にしています。
服に契約云々あるんですかね?

この3つは1976年以前の制服のみですが、それ以降になると更に製造番号と管理番号らしき数字が増えたタグになり、どれがどれだかわかりにくいですが、スペース挟んで40以上の2桁の数字に3桁/2桁のところを読み取れば、Gr.と身長が読み取れると思います。
また分かり次第記事書いて行こうと思いますので…
  
Posted by BACON at 18:43Comments(0)制服BundesgrenzschutzBGS

2015年05月18日

BGS旧型制服夏用2種-Alte Bundesgrenzschutz Uniformen für den Sommer-

久しぶりのBGS更新です。
題のドイツ語はいつもながら適当です。私のドイツ語の成績は5段階評価で3だ。

今回はかなり前から収集していたBGS装備の中の大物、実物旧型制服をご紹介
なんと2種類。両方ともトリコット生地の夏用です。
まず一つ目。階級はWachtmeister i. BGS(軍曹くらい?)


自分では汚くて大きいほうの制服と呼んでいるほうです。
文字通り大柄な私でもなんとか着られる、相当着こまれた汚い制服です。襟章、アドラーがそのままついている珍しい状態で手に入れました。


アドラーは、冷戦期にスパイ防止などの観点から外されて切り刻まれていたと聞きます。これはオリジナルでついているようですね。少し傷んではいますが…

アドラーとはこのワシのマークのことを言いますが、上のBundesgrenzschutzのパッチもついています。
これに関してはついていない例も多く見受けられますが、BGS自体にアドラーを左肩ちょい下につけるという規定以外特別な規定はないようです※裏付け不十分、情報求む


襟章はこんな感じ。アイロンで少し中の樹脂が曲がった気もします…謎の染みがありますがこの染みはあちこちにあってインクか何かっぽい。

あとでも触れますが、もう一つの制服とダークグリーンの襟の素材が違います。これは普通に織られたウールっぽい手触りです。芯材はW字状に縫い付けられており、結構手が込んでいます。ダークグリーンの生地は表面のみで裏面は薄緑のフェルトみたくなっています。

テーラータグ有。前にオークションで見かけた制服もこのタグでした。


ふたつめ、こちらは階級が高くきれいで小さいほう。



左が一つ目の制服、右が二つ目。
二つ目の階級はなんとOberst i. BGS(大佐相当)

アドラーは付けられていた形跡はありますがきれいに取られています。
襟章に関しては元々ついていなかったようです。当時の写真を見るとつけていない写真も見受けられますのでこれはこれで良いようです。なぜつけているのとつけていないのがあるかは不明、情報求む!

襟はこんな感じ。羅紗生地のようでこれ1枚に芯剤が接着されており形を保持しています。



テーラータグに関してはありませんが、官給品タグはありました。

一体制服の調達はどうなっていたのやら・・・

今回は上着だけ紹介しましたが下もあります。
トリコット生地のストレートズボンとウール生地の裾の絞られたズボンがありますのでそれはまたの機会にご紹介します。

閲覧Danke!

  
Posted by BACON at 23:34Comments(2)制服BundesgrenzschutzBGS