2014年11月01日
本革ブーツ 手入れ方法(自己流) ※2019年11月17日修正あり
ごぶさたしてました。ばこんです。
今回の記事から画像をサムネイル形式にしました。
今回は、誰しも初めて本革ブーツを買ったときに必死こいて検索するであろう本革ブーツのお手入れの方法をご紹介します。

このくらいは光らせられます。意外と簡単です。

うちに主なブーツは3足あるのですがここから今回は90年代にドイツ連邦軍で使用されていた真ん中のブーツを使ってご説明します。
ちなみに左はM2005と呼ばれるドイツ連邦軍現用ブーツ、右は1960年代の西ドイツ国境警備隊(BGS)のジャックブーツ
それでは使う道具の紹介をまずしましょう

これは私の持っているお手入れセットすべて。ほとんど使いません
使うのは主にこれだけ

ミンクオイル、クリーナー、靴墨、ブラシ、柔らかいクロス
ブラシは黒の靴用、茶の靴用2種類あり。
早速これらを使って本革ブーツをお手入れします。

①クリーニング
まずひもを外して、ブーツ全体の泥汚れを乾いた布ではたくように落とし、アウトソールの汚れは、あれば固めのブラシ(汚れ落とし専用)、なければ割り箸で突っついて落とします。ソールと本体の間のみぞも歯ブラシかなにかで汚れを落としましょう。
布きれにクリーナーを適量(チューブなら1センチくらい)とり、軽くブーツ表面をふき取り、汚れ、前の手入れの際の靴墨をよく落とします
②革の管理
その後、革の状態(固さ、しなやかさ)に応じてミンクオイルを塗りよく染み込ませます。かわけばOK
厚塗りはしてはいけません。革の呼吸ができなくなります。
成分としてロウが含まれているので、白くなり表面でヒビが割れてしまいます。
※2019年11月17日訂正:今まで散々ミンクオイルを使用してきましたが、今ではラナパーをお勧めしております。植物性のホホバオイルが主成分のため、こちらの方がカビが繁殖しにくく、また、ミンクオイルと比較して革の油分過剰が起きにくいことが理由となります。価格は少々張りますが、使い切ること自体ないと思いますのでお試ししても良いと思います。
どうしてもしなやかさが足りない場合は何度も塗って乾かしてを繰り返します。
③靴墨塗り
そしてお待ちかねの靴墨タイム
適量(チューブだと1センチ弱)を布きれに取り、少し潰して布表面で広げます。そののち軽くブーツ表面に塗り、薄く広げます。この際、厚塗りするとひび割れ、光沢が出ない、乾かないなど諸々弊害が出ますので注意。
ミンクオイルより注意してください。
↓↓↓※以下2019年11月17日表現訂正↓↓↓
ここで疑問。
「墨は色を付けるため?」
違います微妙に違う。保護するだけです。要するに傷や色落ちを目立たなくするだけです。
染色よりはブーツ表面の保護、うるおい・栄養の補給(革の張り、しなやかさを保つ)がメインです。
お手入れに戻ります。
④ブラシで磨く
塗り終わったら少し間をおいて乾かします。乾かすとはいってもほんの3分程度。
そののちブラシを使って余分な靴墨を少ないところに広げていきます。多すぎるときは掻き落とすように

少し光ってきました
⑤クロスがけ
そして大体磨き終ったら(クロスでサラサラ軽く拭けるくらい)になったらクロスを使いツヤが出るまで磨きます。息をかけて曇らしながら拭くと光ってきます。

そして一応上がり。
自衛官の方からすればまだまだだとは思いますが、もともとドイツ連邦軍のブーツにツヤはあまりないので…
Achtung!
お手入れセットの中に少しだけ見える液体ワックスについての注意。
非常にお手軽にツヤの出せる液体ワックスは重宝されがちですが、本革ブーツには使用しないでください。
ツヤを重視する分、成分はあまり革の健康を考えていません。栄養や保護にはなりません。
また、磨くことによって革の状態、傷、色落ち、破損に気が付くことができますのでよく時間をかけて手入れをしましょう。
最後にみなさん混乱する靴墨とクリームの違いをご説明。
無いです。(たぶん)
昔は墨とクリームは完全に分かれていたそうですが、現在はそんなことはないので好きに呼びましょう。
現在でも無色(全種類用)の靴墨をクリームと呼ぶことが多いとも言われます。でも何でもいいんじゃないですかね?
※靴磨きは千差万別、この記事はあまりあてにしないでください
今回の記事から画像をサムネイル形式にしました。
今回は、誰しも初めて本革ブーツを買ったときに必死こいて検索するであろう本革ブーツのお手入れの方法をご紹介します。

このくらいは光らせられます。意外と簡単です。

うちに主なブーツは3足あるのですがここから今回は90年代にドイツ連邦軍で使用されていた真ん中のブーツを使ってご説明します。
ちなみに左はM2005と呼ばれるドイツ連邦軍現用ブーツ、右は1960年代の西ドイツ国境警備隊(BGS)のジャックブーツ
それでは使う道具の紹介をまずしましょう
これは私の持っているお手入れセットすべて。ほとんど使いません
使うのは主にこれだけ
ミンクオイル、クリーナー、靴墨、ブラシ、柔らかいクロス
ブラシは黒の靴用、茶の靴用2種類あり。
早速これらを使って本革ブーツをお手入れします。

①クリーニング
まずひもを外して、ブーツ全体の泥汚れを乾いた布ではたくように落とし、アウトソールの汚れは、あれば固めのブラシ(汚れ落とし専用)、なければ割り箸で突っついて落とします。ソールと本体の間のみぞも歯ブラシかなにかで汚れを落としましょう。
布きれにクリーナーを適量(チューブなら1センチくらい)とり、軽くブーツ表面をふき取り、汚れ、前の手入れの際の靴墨をよく落とします
②革の管理
その後、革の状態(固さ、しなやかさ)に応じて
厚塗りはしてはいけません。革の呼吸ができなくなります。
成分としてロウが含まれているので、白くなり表面でヒビが割れてしまいます。
※2019年11月17日訂正:今まで散々ミンクオイルを使用してきましたが、今ではラナパーをお勧めしております。植物性のホホバオイルが主成分のため、こちらの方がカビが繁殖しにくく、また、ミンクオイルと比較して革の油分過剰が起きにくいことが理由となります。価格は少々張りますが、使い切ること自体ないと思いますのでお試ししても良いと思います。
どうしてもしなやかさが足りない場合は何度も塗って乾かしてを繰り返します。
③靴墨塗り
そしてお待ちかねの靴墨タイム
適量(チューブだと1センチ弱)を布きれに取り、少し潰して布表面で広げます。そののち軽くブーツ表面に塗り、薄く広げます。この際、厚塗りするとひび割れ、光沢が出ない、乾かないなど諸々弊害が出ますので注意。
ミンクオイルより注意してください。
↓↓↓※以下2019年11月17日表現訂正↓↓↓
ここで疑問。
「墨は色を付けるため?」
染色よりはブーツ表面の保護、うるおい・栄養の補給(革の張り、しなやかさを保つ)がメインです。
お手入れに戻ります。
④ブラシで磨く
塗り終わったら少し間をおいて乾かします。乾かすとはいってもほんの3分程度。
そののちブラシを使って余分な靴墨を少ないところに広げていきます。多すぎるときは掻き落とすように

少し光ってきました
⑤クロスがけ
そして大体磨き終ったら(クロスでサラサラ軽く拭けるくらい)になったらクロスを使いツヤが出るまで磨きます。息をかけて曇らしながら拭くと光ってきます。

そして一応上がり。
自衛官の方からすればまだまだだとは思いますが、もともとドイツ連邦軍のブーツにツヤはあまりないので…
Achtung!
お手入れセットの中に少しだけ見える液体ワックスについての注意。
非常にお手軽にツヤの出せる液体ワックスは重宝されがちですが、本革ブーツには使用しないでください。
ツヤを重視する分、成分はあまり革の健康を考えていません。栄養や保護にはなりません。
また、磨くことによって革の状態、傷、色落ち、破損に気が付くことができますのでよく時間をかけて手入れをしましょう。
最後にみなさん混乱する靴墨とクリームの違いをご説明。
無いです。(たぶん)
昔は墨とクリームは完全に分かれていたそうですが、現在はそんなことはないので好きに呼びましょう。
現在でも無色(全種類用)の靴墨をクリームと呼ぶことが多いとも言われます。
※靴磨きは千差万別、この記事はあまりあてにしないでください